「当店=鹿野そば道場」のある鳥取市鹿野町は、戦国時代の鹿野城主:亀井茲矩公が築き上げた頃の面影が、まちのいたる所に今なお残る城下町です。
このまちで、400年以上の長きにわたり受け継がれ、現在では2年おきに開催される伝統ある祭り「城山神社祭礼:鹿野祭り」が、4月9日(土)~10日(日)の2日間にかけて開催されますので、下記の通りご案内させていただきます。
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【城山神社祭礼:鹿野祭り(鳥取県無形民族文化財)】
■日 時:2014年4月9日(土)~10日(日)
■開催場所および内容
※4月9日(土) 18:00頃~宵祭り
城山神社登山⇒城山神社下山(鹿野城跡公園)⇒鹿野城下町練り歩き⇒御旅所(大工町)
※4月10日(日) 11:00頃~本祭り
御旅所(大工町)⇒城下町練り歩き⇒御神事場(紺屋町)⇒目録奉読(太平石)⇒城山神社登山
■鹿野祭りの歴史と流れ
城山神社は、もとは加知弥神社の摂社で古くから「妙見大明神」と称し、鹿野の住民から崇敬されていた素盞鳴尊を祀り、亀井氏在城中は城内鎮守として重く祀られていた。
社殿は大きくないが、その構造・彫刻は精彩を極めている。
もともと、この神社の例祭は「妙見祭」といわれ、亀井氏在城中は春と秋の二回賑やかに行われていたが、亀井氏の津和野移封後は中断。しかし、藩政時代の後半になるとになると経済文化も発展し、鹿野の町民による町おこしとして妙見祭再興の機運が盛り上がり、度重なる願書提出の結果、ようやく、文化10年(1813)許可され「鹿野祭り」として復活。以来連綿と続けられている。
祭礼は、1月2日の若連中の初寄合いで始まり、3月15日総集会⇒4月1日御神事場調べ⇒4月10日宮掃除⇒4月13日屋台立て・締張り⇒4月14日宵祭り⇒4月15日本祭り⇒4月16日屋台とろきで終わる。
しかし、近年では宵祭り~本祭りは、4月の第2土・日曜日に行われることが多くなった。
■宵祭り
宵祭りは城山神社で御清めをし、「鍛治町」の高張提灯・太鼓・笛・榊・各町々の御供、「上町」の猩々・獅子(神樂獅子)、「殿町」の御神御輿、神官、後供の順に下山する。
この下山がはじまると、榊・御神輿の足元を照らすように、宵祭りの目玉「紺屋町」の「綱灯籠」に灯がともる。神社の裏の樹から山麓の二の丸の樹へ張られた2本の綱に、次々と提灯に灯をともし繰り下げられていくのである。やがて一条の長い火の綱となり、闇の中にきらめく。この長さはなんと180mもある。
■本祭り
本祭りは翌日の明け方まで続く。
「鍛治町」の太鼓・笛・榊、「大工町」の屋台「玄武」、「紺屋町」の幟差し、「山根町」の屋台「朱雀」、「下町」の屋台「二転門」、「上町」の太鼓・笛・獅子・猩々・屋台「青龍」、「殿町」の御神輿、神官、後供の順に古式にのっとり町内を練り歩く様はとても華やかで、情緒豊かな日本古来の祭りの良さを今も尚にじませている。
家々の門にはそれぞれの家紋の入った提灯が並び、羽織・袴に正装した鹿野男児達がざんざめき屋台のギシギシという音と笛の音が鳴り響く。この日は、城下町が祭り一色になり、訪れた方もその迫力に圧倒される。
■前回(2014年)の模様はこちら ⇒クリック!!
※国民宿舎山紫苑ホームページ「スタッフ便り」より♪
「宵祭り」が開催される9日土曜日の20:00頃より、鹿野城下町近くにて「鹿野桜まつり花火大会」も開催されます。
約1,000発の花火が打ち上げられ、春の鹿野の夜空をキレイに染め上げますよ♪
その他、3月末から4月にかけて鹿野町内にて開催されるイベント等につきましては、下のチラシをご参照くださいませ。
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「鹿野祭り」および「鹿野町の春のイベント」のチラシは、PDF形式でもダウンロードしていただけますので、ぜひプリントアウトしてご覧くださいませ⇒クリック(1029KB)
■お問い合わせ先
・鹿野町観光協会事務局 TEL0857-38-0030(鹿野往来交流館童里夢内)
・鳥取市鹿野町総合支所 TEL0857-84-2012(産業建設課)